飲食店オープンに必要なもの
こんにちは!サニグラの天野です。
サニーグラフィックスデザイン事務所は、これから開店・開業しようとしている方を全力応援しています。
なぜ応援するのか?どれくらいコスパが良いのか?それについては「開店・開業支援」のページをご覧になってください。
当事務所へご相談に来られる方は
「さぁ!これからお店を開く準備をするぞ!」
「◯月の開業を目指して必要なものを揃えるぞ!」
という段階の方がとても多いんです。
『◯◯◯と◯◯◯と◯◯◯を作ってください』と、既にご依頼内容がハッキリしている方もいらっしゃいますが『何が必要ですかね?』というご相談も多々あります。
新しくお店を開くという人生にとって大きなイベントで、ミスはしたくないですよね。
オープンしてから「あれが無い!これが無い!」や「あれをやっておけば良かった!」となっては大変です。
オープンしてからは、時間的・気持ち的にも他のことを考える余裕はあまりないですから、準備の段階から抜かりなくしっかりやっておきましょう。
ここでは、デザイン分野の視点から、飲食店オープンに向けて準備するものをまとめてみますので、参考にしてみてください。
1.店名・店舗ロゴを考える
既に店名を決めていているかもしれませんが、一旦冷静になって考えましょう。
後から変更するのはとても大変でコストもかかります。
店名は全ての元となる要素で、店名を元に印刷物が制作されることになります。
店名について
店名は、親しみやすい言葉で、覚えやすいものが良しとされています。
奇抜さやカッコ良さを最優先してしまい、結局何のお店なのか理解してもらえない…となったら元も子もありません。
★日本語以外の言葉を使う場合は注意が必要!
英語・フランス語・イタリア語の店名にすると、見た目もカッコイイですよね!
どんな印刷物を作ってもアルファベットが並んでいるだけでイケてる感じに見えます。
ただ要注意です!
使う単語によっては読めない・覚えられない・何のお店なのか想像もつかない…ということもあります。
また、高級感が出すぎてしまい、「このお店はきっと高いんだろうな」と感じられて敬遠されてしまうこともあります。
★長い店名は覚えられない?
やたらと長い店名はなかなか覚えてもらえません。人は7文字を超えると、途端に記憶が難しくなります。ドラマの主要登場人物も7人が限界。曜日も7つ。音階も7。
できれば店名は7文字以内にしたいところです。
お店のことを噂にしてもらうとき
「あれ、何ていう名前だっけな?えーっと…ほら!あそこにあるでしょ、あの何とかって名前のお店が。」と店名が出てこないのは悲しいでしょ。
店舗ロゴについて
店舗ロゴは、お店の顔です。
店舗ロゴひとつで「どんな雰囲気のお店か?」が伝わりますよね。
雰囲気がよければオッケー!というものではありません。
お店のコンセプトに基づいて、色や形を理論的に作り上げていく必要があります。
場合によっては、決定前に知人などに協力していただいて、印象アンケートをとることもあります。
店舗ロゴ(企業ロゴ)には、3つの種類があるのをご存知ですか?
★ロゴマーク
★ロゴタイプ
★マーク+ロゴタイプ
マークは店名が伝わらないのですが、ユニフォームに刺繍として入れるとか、食器にワンポイントとして入れたりするのには使えますね!
看板などの印刷物には、ロゴタイプか、マーク+ロゴタイプになると思います。
2.営業に必要なものを揃える
営業に必要なものですから、まず忘れてしまうようなことはないと思いますが念のため…
◯メニュー表(お品書き)
◯食器類(皿・箸・ナイフ・フォーク・スプーンなど)
◯箸袋
◯紙ナプキン
◯調理器具
◯家具
◯在庫管理表やシフト表など
3.集客に必要なものを揃える
オープンから来店してもらうには、「オープンすることを知ってもらうこと」が重要です。
お客様からすると存在を知らないと行ってみようとはなりませんからね。
特にオープンして何日も来客数が少ないとオーナーはとてつもない不安に襲われることになります。
行ってみたいと思わせるために、ウェルカムの雰囲気をしっかり出していきましょう。
◯看板設置
◯チラシ(ポスティングや店頭配布など)
◯のぼり旗、バナー
◯店頭看板(ブラックボード利用やパネルなど)
◯ホームページ
◯飲食店検索サイトへの登録
4.リピーター獲得に必要なものを揃える
お店をオープンするときに、意外と忘れていることが「リピーター獲得」です。
2回目また来店してもらうための策を講じるのは大変重要です!
開店当初は珍しさでお客様が来店してくれるケースが通常よりも多くなりますが、そのタイミングでちゃんとリピーター獲得する準備ができていないと失客してしまうこともあるようです。
お客様を継続的に獲得するために必要なものを揃えておきましょう。
◯ショップカード
◯ポイントカード
◯卓上POP
◯店内掲示ポスター
集客のプロセスを生み出す
AISAS(アイサス)の法則をご存知ですか?
AISASとは、消費者行動のプロセスで、ネットが普及している現代では無視できません。
(1)認知・注意(Attention)
(2)興味・関心(Interest)
(3)検索(Search)
(4)行動(Action)
(5)共有(Share)
人が、お店に行くには、下記の流れ(プロセス)があります。
チラシや広告、SNSでお店の存在を『認知(A)』
そして『興味(I)』を持つ。
興味を持ったら『検索(S)』します。
ここでホームページが威力を発揮!
お店へのアクセス方法、メニュー紹介、お店の特徴をしっかり出しましょう。
宴会やパーティなどに対応するなら「お問い合わせ」のページも必要ですね!
検索して気になれば『行動(A)』に移します。
来店後、特に飲食店はInstagramやFacebook、Twitterなどに投稿『共有(S)』します。
人によっては「料理の写真を撮ってもいいのかな?」「facebookに投稿しても大丈夫かな?」と気にされる方も多いので、率先してシェアしてもらえるようメニュー表など目に見える場所に「シェアしてね!」と表記するのも効果的です。
その投稿を見た人が、『認知(A)』し『興味(I)』を持つ…
AISASは、「現代社会における口コミのサイクル」と言っても良いかもしれませんね!
このサイクルを上手に作ることが、お客様を途切れさせないテクニックのひとつ。
サニーグラフィックスデザイン事務所では、このサイクルが生まれ、お店が軌道に乗るまでしっかりバックアップします。
自分のお店を持つのが夢!
そんな方や、そんな夢を持っているお知り合いがいらっしゃいましたら、当社までお問い合わせください。きっと力になれると思います。